秋祭り-宵宮祭


11月2日、穴尾八幡神社秋季例大祭の、謂わば「前夜祭」みたいなもの、かな?
深まりゆく秋の夜長、防寒着に身を固めてお詣りしたのは遠い過去のこと。
ちょっと上着を羽織るくらいで充分凌げるようになったのは、いつ頃からだろう?

大祭 穴尾八幡神社

昨夜に続いて、良い天気にめぐまれました。この日が無事終わると、当番を務める地区は一安心。
できるだけ古式を伝えるように、それでいて氏子住民の負担はなるべく軽くなるように、なかなか難しいところ。
でも、伝統文化として残していきたい。伝わって欲しい。

宵宮祭 穴尾八幡神社

ま、所謂「村の鎮守様」の秋祭りですな。
ここでは、伝統的に備中神楽の奉納が行なわれます。
神社の宵祭りに地味な神事だけでは村人の関心が集まらず、より多くの人にお詣りしてもらうために、神官でもあった時の国学者「西林国橋」によって芸能色の濃い神楽が創られ、備中地方一円で行なわれるようになったのが「備中神楽」。ここだけの伝統というわけではないですね。
柴灯と裸電球の明かりが、如何にも「村祭」の風情を醸し出すます。


今日、11月3日午後は御神幸(御神輿行列)です。

もうすぐ村の鎮守の秋祭り

穴尾八幡神社例大祭
11月2日は宵宮祭。午後8時からの祭典に引き続き、備中神楽の奉納。
翌日3日は午後2時より神幸。御旅所と呼ばれる祈祷場所まで御神輿の渡御。

古式ゆかしき・・・とまではいきませんが、伝統の神事を今できる精一杯のところで続けています。
田舎の小さな神社の秋祭り、興味のある方、どなたでもどうぞお参りください。